クロモジ蒸留

今年のクロモジを蒸留するとのことで、ひのき精香株式会社さんの工場にお邪魔しました。
暑い日でしたが、工場は小高い所にあり、工場前には赤沢美林からの川が流れていて、
少しだけ涼しく感じました。
工場入口にはすでにクロモジの間伐材が!!

 

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この間伐材の枝葉を手で折っていきます。
今回ほんの少しですがお手伝いさせて頂きました。
ビックリするほど大きく太い枝があり、吉川社長と笑ってしまいました。

 

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蒸留について詳しくはコチラをご覧下さい
 

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冷やされた蒸気が蒸留水。水上部にうっすら見える茶色っぽいのが精油です。
クロモジの精油がわずかしかとれないのがよくわかります。

 
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貯まっていく蒸留水は別のタンクへ。
よーく見ると上に精油が浮いています。
この精油もわずかなので、最終的には蒸留水には混じりません。

蒸留したての蒸留水は、少し青さと角がある感じで、今販売している昨年蒸留したものとは香りは違います。
これから2ヶ月〜3ヶ月くらいのエイジングを経て、青さと角がとれまろやかなクロモジ蒸留水になります。10月には今年のクロモジ蒸留水をお届けできると思います。

クロモジの実発見!潰してみると、この実にも香りがちゃんとありました。ほんの少し柑橘系の香り。吉川社長と二人で潰しながら、「何かの香りに似てる」と言って嗅いでたのですが、結局何に似ているのかわからず…笑
たっぷり実のついた枝を頂いてきました。
クロモジはあまり水を吸い上げないので、緑の葉も実も明日までもたないかもです。

 

クロモジの木

 
ひのき精香株式会社の名前の通り、ひのきの蒸留も見せていただきました。
山積みの枝から、すでにひのきの香り。
ひのきの枝の断面が黒いのは、脂溶性成分 です。ひのきは精油がしっかりとれます。

 
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枝が太いので、チップにして蒸留します。
 

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汗ビッショリかいたので、工場の目の前の川辺へ移動、ん〜涼しい!
 

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赤沢美林の下流にある工場、川の水も冷たく澄んでいます。
木陰、川辺にいると仕事するのがイヤになっちゃいます。そして暑い所へ帰るのがイヤになります。
クロモジ蒸留の香りと風景、なにより吉川社長のほのぼのした人柄にすっかり鎮静され、
リラックスしてしまいました。
アロマセラピーを通じてご縁ができ、念願の蒸留にも立ち会えて幸せな1日でした。
吉川社長、ありがとうございました。
私の折った枝葉(ほんの少しですがw)が蒸留された今回のクロモジハイドロゾル。
10月が待ち遠しいです。

 

クロモジ蒸留